ウォーターサーバーが故障したときの原因と対処法は?

ウォーターサーバーが故障したときの原因と対処法は?

ウォーターサーバーの故障が疑われるときは、まず使用を止めて電源プラグや給水ボトルの状態を確認します。水が出ない、冷水・温水にならない、水漏れ、異音、エラー表示など症状によって原因と対処法は異なります。

ウォーターサーバーが故障したときの主な症状と原因

症状だけで故障と断定できないケースもあります。次のように、電源・ボトル・給水口・内部の保護機能などを順番に確認してください。

症状 考えられる原因
冷水や温水が出ない 電源が入っていない、チャイルドロックが作動している、給水ボトルが空、内部に空気が入っている
水が冷たくならない・熱くならない 設置直後、連続使用による一時的な温度変化、節電モード、冷却・加熱機能の不具合
水漏れしている ボトルの取り付け不良、ボトルの破損、受け皿の水があふれている、給水口や内部部品の不具合
異音がする 冷却・加熱時の作動音、ボトル内の空気、設置面の傾き、内部部品の不具合
エラー表示が出る 温度異常、給水不良、扉やタンクの閉まり不良、センサーや制御部品の異常
電源が入らない 電源プラグの抜け、ブレーカー、コンセントの不具合、本体の電気系統の故障

まず行うウォーターサーバーの故障確認

水漏れや焦げたにおいがある場合は、原因を探すより先に安全確保を行います。濡れた手で電源プラグに触れず、可能なら周囲の電気機器を水から離してください。

  1. 水漏れ、焦げたにおい、煙、異常な発熱がないか確認します。これらがある場合は使用を中止し、無理に電源を入れ直さず、契約中のメーカーや販売会社へ連絡します。
  2. 本体の電源プラグがコンセントに差し込まれているか、ブレーカーが落ちていないかを確認します。電源タップや延長コードを使っている場合は、メーカーの使用条件も確認してください。
  3. 給水ボトルや給水パックが正しく取り付けられているか確認します。空になっている場合は交換し、交換後に水が出るまで時間が必要な機種では、取扱説明書の手順に従います。
  4. チャイルドロックや操作ロックが設定されていないか確認します。解除方法は機種ごとに異なるため、本体表示や取扱説明書を確認します。
  5. 受け皿にたまった水を捨て、給水口やボトル差し込み部分に水が残っていないか確認します。分解して内部を拭いたり、指定されていない部品を外したりするのは避けてください。
  6. 取扱説明書に再起動の手順が記載されている場合だけ、その手順で再起動します。電源を抜く時間や再通電後の待ち時間は機種によって異なります。

症状別の対処法

水が出ない場合

水が出ないときは、ボトルの残量、取り付け状態、チャイルドロック、給水口の詰まりを確認します。ボトルを交換した直後であれば、内部に水が行き渡るまで出水しないことがあります。

ボトルが空でなく、電源やロックにも問題がないのに水が出ない場合は、給水経路やポンプなどの不具合の可能性があります。給水口に異物を差し込まず、メーカーへ相談してください。

冷水・温水にならない場合

設置直後やボトル交換直後は、冷却や加熱が完了していないことがあります。また、短時間に大量の水を使うと、一時的に設定温度から外れる場合があります。

しばらく待っても温度が戻らないときは、電源、節電モード、温水スイッチや冷水スイッチの状態を確認します。温水が出ない場合は、やけど防止のロックがかかっていないかも確認してください。

十分な待ち時間を置いても改善せず、冷却・加熱機能のスイッチも正常な場合は、冷却装置やヒーターの故障が考えられます。内部を自分で修理せず、点検や交換の案内を受けてください。

水漏れしている場合

水漏れを見つけたら、給水を止め、電源プラグを抜ける状態か確認します。ただし、コンセント周辺まで濡れている場合は、濡れた手で触らず、ブレーカー操作を含めて安全を優先してください。

  • ボトルが斜めになっていないか
  • ボトルや給水パックに破れがないか
  • ボトル交換後にキャップや差し込み部分が正しく固定されているか
  • 受け皿の水が満杯になっていないか
  • 本体の底面や背面から水が出ていないか

取り付け直しや受け皿の清掃で止まる場合もありますが、底面や背面からの水漏れ、本体内部からの水漏れは部品の不具合の可能性があります。再使用せず、メーカーや販売会社に連絡してください。

異音がする場合

冷却・加熱中の作動音や、ボトル内に空気が入る音は、機種によっては通常の動作音です。まず、本体が水平で安定した場所に置かれているか、壁や家具に接触していないかを確認します。

突然大きくなった音、金属がこすれるような音、振動を伴う音が続く場合は、内部部品の不具合の可能性があります。音の発生中に本体を分解せず、発生するタイミングや音の種類を伝えて点検を依頼します。

エラー表示が出る場合

エラーコードやランプの点滅は、機種によって意味が違います。表示を写真に残し、取扱説明書に記載されたコードと照らし合わせてください。

電源の入れ直しやボトル交換など、説明書に記載された対処をしてもエラーが消えない場合は、表示内容を伝えて問い合わせます。エラーコードを確認せずに何度も再起動したり、カバーを外したりするのは避けてください。

自分で対処してよい範囲と、修理を依頼する症状

電源やボトルの接続、チャイルドロック、受け皿の清掃など、説明書に記載された確認は自分で行えます。一方、次の症状がある場合は、使用を続けず修理や交換についてメーカーに確認します。

  • 電源コードやプラグが熱い、変形している、傷ついている
  • 焦げたにおい、煙、火花、異常な発熱がある
  • 本体の底面や内部から水が漏れている
  • 再起動してもエラー表示が消えない
  • 冷却・加熱が長時間作動しない
  • 異常な音や強い振動が続いている
  • ボトルを正しく取り付けても水が出ない

ウォーターサーバーは水と電気を使う機器です。契約中のレンタル品を自分で分解すると、修理費用や補償の扱いに影響する可能性もあるため、内部修理は行わないでください。

問い合わせ前に整理しておく情報

メーカーや販売会社に連絡するときは、症状だけでなく、本体の情報と確認した内容を伝えると案内を受けやすくなります。

  • メーカー名、サーバーの機種名、製造番号
  • 故障が起きた日時と、直前に行った操作
  • 水が出ない、水漏れ、異音などの具体的な症状
  • エラーコードやランプの状態
  • 電源、ボトル、ロックなどを確認した結果
  • 水漏れや表示が分かる写真・動画

レンタル契約の場合は、修理費、交換費、訪問対応の条件、代替品の有無などが契約内容によって異なります。費用や対応期間は、契約書やメーカーの案内で確認してください。

ウォーターサーバーの故障を防ぐための注意点

故障を完全に防ぐことはできませんが、設置と手入れの方法によって負担を減らせる場合があります。

  • 本体を水平で安定した場所に置く
  • 背面や側面を壁に密着させず、取扱説明書にある設置スペースを確保する
  • ボトル交換時に差し込み部分を無理に押し込まない
  • 給水口や受け皿を、説明書で認められた方法で清掃する
  • 長期間使わないときは、説明書に従って給水や電源の処理をする
  • 異常を感じたまま使い続けない

ウォーターサーバーの故障が疑われたら、最初に安全確認、電源、ボトル、チャイルドロックの順で確認します。水漏れや焦げたにおい、異常な発熱がある場合や、簡単な確認で直らない場合は、使用を中止して契約中のメーカーや販売会社へ連絡してください。