ウォーターサーバーの「内部クリーン」とは、サーバー内部の配管や冷水タンクなどに残った水を循環させたり、温水を利用したりして、内部を清潔に保つための機能です。メーカーによって仕組みや名称、作動条件は異なります。
ただし、内部クリーンがあれば掃除やメンテナンスが一切不要になるわけではありません。給水口や受け皿など、利用者が触れる部分は別に手入れする必要があります。
ウォーターサーバーの内部クリーンで何をするのか
内部クリーンは、通常の使用中に水が通る内部の部分を対象に、衛生状態を保ちやすくする機能です。具体的な方法は機種によって異なりますが、主に次のような仕組みがあります。
- 冷水タンクや配管内の水を循環させる
- 温水を利用して、内部の水が滞留しにくい状態にする
- 一定時間、サーバー内部に水を循環させる
- 使用していない時間帯に自動で作動する
内部に水が長時間とどまると、においや衛生状態が気になる場合があります。内部クリーンは、水の循環や温度を利用して、こうした内部の状態を維持するための機能です。
内部クリーンが付いていても手入れが必要な部分
内部クリーンの対象外になりやすい部分は、利用者が定期的に掃除します。特に、空気や手、水が直接触れる場所は汚れがたまりやすいためです。
| 手入れする場所 | 手入れの例 |
|---|---|
| 給水口 | 清潔な布や綿棒などで、水滴や汚れを拭き取る |
| 受け皿 | 取り外せる場合は外して洗い、水分を拭き取る |
| ボトル差込口周辺 | ボトル交換時に、水分やほこりがないか確認する |
| サーバー本体の外側 | 水で濡らして固く絞った布などで拭く |
掃除の方法や頻度はサーバーによって異なります。取り外せない部品に水をかけたり、指定されていない洗剤や器具を使ったりすると、故障や衛生上の問題につながるおそれがあるため、取扱説明書の方法に従ってください。
内部クリーンと業者によるメンテナンスの違い
内部クリーンは、サーバーが備えている機能によって日常的に内部を清潔に保ちやすくするものです。一方、業者によるメンテナンスは、部品の点検や交換、利用者が掃除しにくい部分の清掃などを行うものです。
| 項目 | 内部クリーン | メンテナンス |
|---|---|---|
| 実施する人 | サーバーが自動で行う、または利用者が操作する | 利用者またはメーカー・事業者 |
| 主な対象 | 内部の水の循環や衛生状態の維持 | 部品、配管、タンクなどの点検・清掃・交換 |
| 実施時期 | 機種により自動または任意のタイミング | 契約やメーカーが定める時期など |
| 代替関係 | メンテナンスの代わりとは限らない | 内部クリーンがあっても必要になる場合がある |
つまり、内部クリーンは「日常的な内部ケア」、メンテナンスは「点検や清掃を含む保守」と考えると分かりやすいでしょう。内部クリーンの有無だけで、メンテナンスが不要と判断しないことが大切です。
内部クリーンの使い方と注意点
操作方法は機種によって異なりますが、ボタンを押して作動させるタイプと、一定の条件で自動的に作動するタイプがあります。作動中は冷水や温水をすぐに使えない場合や、通常より時間がかかる場合があります。
使用する場合は、次の順番で確認してください。
- 取扱説明書で、内部クリーンの作動条件と所要時間を確認する。
- 作動中に給水できるか、電源を切ってよいかを確認する。
- 必要に応じて、使用量の少ない時間帯に作動させる。
- 作動が終わったことを表示やランプで確認する。
- 給水口や受け皿など、内部クリーンの対象外の部分を掃除する。
内部クリーン中に異音がする、エラー表示が出る、終了後も水のにおいや味に変化があるといった場合は、繰り返し操作せず、取扱説明書やメーカーの案内を確認してください。
内部クリーン付きのウォーターサーバーを選ぶときの確認点
内部クリーン機能を重視する場合は、単に「内部クリーン搭載」と書かれているかだけでなく、次の点を確認しましょう。
- 内部クリーンの対象が、タンク・配管などのどの部分か
- 自動で作動するのか、利用者の操作が必要なのか
- 作動中に給水できるのか
- 作動に必要な時間や頻度
- 給水口や受け皿など、別に掃除が必要な箇所
- メーカーによる定期メンテナンスの有無
内部クリーンの詳しい範囲が説明されていない場合は、「内部全体を完全に洗浄する機能」とは考えないほうが安全です。機種ごとの取扱説明書や公式の製品案内で、対象部品と手入れ方法を確認してください。
ウォーターサーバーの内部クリーンは必要?
内部クリーンは、サーバー内部の衛生状態を保ちやすくするために役立つ機能ですが、利用者による掃除や定期メンテナンスの代わりにはなりません。
内部クリーンを使うだけでなく、給水口・受け皿・ボトル差込口周辺を取扱説明書どおりに手入れすることが重要です。サーバーを選ぶときは、内部クリーンの有無に加えて、対象範囲、作動方法、手入れの負担、メンテナンス内容まで確認しましょう。







