ウォーターサーバーの上置きタイプとはどんなもの?

ウォーターサーバーの上置きタイプとはどんなもの?

ウォーターサーバーの上置きタイプとは、サーバー本体の上にボトルを設置して使うタイプです。ボトル内の水が重力で本体内部へ流れるため、一般的に構造が分かりやすく、選べる機種も多くあります。

一方で、水の交換時には重いボトルを胸の高さ以上まで持ち上げる必要があります。設置場所の広さだけでなく、ボトル交換のしやすさや、使う人の体力も考えて選ぶことが大切です。

ウォーターサーバーの上置きタイプとは

上置きタイプは、ウォーターサーバー本体の上部に給水ボトルを載せて使用するサーバーです。ボトルを取り付けると、水が重力によってサーバー内部のタンクへ移動します。

ボトルを本体の下部に収納する「下置きタイプ」と比べると、ボトルの設置位置が高いことが大きな違いです。なお、ボトルをサーバー上部に載せる方式でも、ボトルの形や交換方法は機種によって異なります。

上置きタイプのメリット

上置きタイプには、構造や使い方が分かりやすいというメリットがあります。

電源がなくても給水できる機種がある

上置きタイプは、ボトルと給水口の高低差を利用して水を流す構造が一般的です。そのため、機種によっては停電時でもレバーやコックから水を出せます。

ただし、冷水・温水の機能や停電時の給水方法は機種ごとに異なります。停電への備えを重視する場合は、「停電時に常温水を給水できるか」「専用の操作が必要か」などを仕様で確認してください。

サーバー本体の下部に収納スペースを取りやすい

ボトルを本体上部に設置するため、サーバー下部にボトル収納用の扉やポンプ機構がない機種では、構造が比較的シンプルです。内部の部品が少ないことを理由に、下置きタイプより本体が軽い場合もあります。

ただし、本体の重量やサイズは商品ごとに異なります。移動させる可能性がある場合は、仕様表で本体重量と設置時の寸法を確認しましょう。

ボトル内の水を使い切りやすい

ボトルがサーバーの上にあるため、水が下へ流れやすく、ポンプでくみ上げる方式と比べて仕組みを理解しやすい傾向があります。

ただし、ボトルに残った水がすべて給水できるとは限りません。最後まで使い切れる量は、ボトルの形状やサーバーの構造によって変わります。

上置きタイプのデメリット

最大のデメリットは、交換時に重いボトルを持ち上げなければならないことです。

ボトル交換で持ち上げる負担がある

一般的な宅配水のボトルは、満水時に10kg前後になることがあります。実際の容量や重量はサービスによって異なりますが、上置きタイプではそのボトルを本体上部まで持ち上げて設置します。

腰や肩に不安がある人、高齢者、妊娠中の人、子どもが交換する家庭には負担になる可能性があります。交換作業をする人が無理なく持ち上げられるかを、契約前に考えておきましょう。

設置場所によってはボトルを載せにくい

本体を棚の下や低い天井の近くに置くと、ボトルを持ち上げるスペースが足りなくなることがあります。また、上部にボトルを載せるため、棚や収納家具でサーバーの上部がふさがれている場所には向きません。

設置前に、次の寸法を確認してください。

  • サーバー本体の高さと幅
  • ボトルを持ち上げるために必要な上部の空間
  • 壁や家具とのすき間
  • ボトル交換時に立つためのスペース

見た目の高さが出やすい

本体の上にボトルを載せるため、使用中はサーバー全体の高さが大きくなります。キッチンやリビングに置く場合は、ボトルを含めた見た目や圧迫感も確認すると安心です。

上置きタイプと下置きタイプの違い

上置きタイプと下置きタイプは、主にボトルの設置場所と交換時の負担が異なります。

比較項目 上置きタイプ 下置きタイプ
ボトルの位置 サーバー本体の上 サーバー本体の下部
交換時の動作 ボトルを上まで持ち上げる ボトルを下部に入れる機種が多い
交換の負担 持ち上げる力が必要 持ち上げる負担を抑えやすい
設置時の注意点 本体上部に空間が必要 扉を開く前方スペースや収納部の高さを確認する
停電時の給水 機種によっては可能 電動ポンプを使う機種では停電時に給水できない場合がある

ただし、下置きタイプでもポンプの種類や停電時の仕様は商品によって違います。タイプだけで機能を決めつけず、利用したい条件を個別に確認してください。

上置きタイプが向いている人

上置きタイプは、次のような条件の人に向いています。

  • ボトルを持ち上げて交換できる
  • 本体の上部に十分な空間を確保できる
  • 構造が分かりやすいサーバーを選びたい
  • 停電時にも給水できる機種を検討したい
  • サーバーの下部にボトルを収納したくない

特に、設置場所と交換作業を事前に確認できる人なら、上置きタイプのデメリットを抑えやすくなります。

上置きタイプが向いていない可能性がある人

次の条件に当てはまる場合は、上置きタイプ以外も比較したほうがよいでしょう。

  • 重いボトルを肩より高い位置へ持ち上げるのが難しい
  • ボトル交換を一人で行う必要がある
  • サーバー上部に棚や収納がある
  • 本体の高さを抑えたい
  • 家族の中で交換作業をする人の身長が低い

この場合は、下置きタイプや、ボトルを持ち上げずに給水できる方式などを候補にすると、交換時の負担を減らせます。ただし、ボトルの扱いや給水方法は機種ごとに異なるため、具体的な操作方法を確認してください。

上置きタイプを選ぶときの確認項目

上置きタイプを選ぶときは、料金だけでなく、ボトル交換と設置場所を確認することが重要です。

  1. ボトルの容量と満水時の重量を確認する。持ち上げる人が無理なく扱える重さかを判断します。
  2. 交換方法を確認する。ボトルを逆さにして差し込むのか、専用のキャップやアタッチメントを使うのかを確認します。
  3. 本体とボトルを含めた高さを測る。棚や吊り戸棚にぶつからず、交換時にボトルを持ち上げられるかを確かめます。
  4. 給水口の高さを確認する。使うコップや鍋が給水口に入るか、子どもが操作できる位置ではないかを見ます。
  5. 停電時の給水方法を確認する。電源がない状態で給水できるか、できる場合はどの水が対象かを仕様で確認します。
  6. ボトルの保管場所を決める。未使用のボトルを直射日光や高温多湿の場所を避けて置けるかを確認します。

上置きタイプのボトル交換で注意すること

ボトル交換では、足元が安定した場所で作業し、無理に体をひねらないことが大切です。ボトルを持ち上げたまま、遠くへ運んだり高い場所に置いたりしないようにしてください。

持ち上げるのが難しい場合は、家族など別の人に交換を依頼するか、交換負担の少ない機種を選びましょう。ボトルを台や椅子の上に置いて高さを調整する方法は、転倒や落下の危険があるため、取扱説明書で認められていない場合は避けてください。

ウォーターサーバーの上置きタイプは交換の負担で選ぶ

上置きタイプは、サーバー本体の上にボトルを載せて使うウォーターサーバーです。構造が分かりやすく、機種によっては停電時でも給水できる一方、重いボトルを持ち上げる必要があります。

選ぶときは、まずボトルの重量と交換方法を確認し、次に本体上部の空間と設置場所を測ってください。ボトル交換が負担になりそうなら、下置きタイプなどと比較して、無理なく使い続けられる方式を選びましょう。