ウォーターサーバーは、機種によって停電時に使えるかどうかが異なります。上置きボトルを重力で給水するタイプは、停電中でも常温水を出せる場合があります。一方、電動ポンプやタッチパネルで給水するタイプは、停電すると使えないことがあります。
停電時に使えるウォーターサーバーの種類
停電中に使える可能性が高いのは、ボトルを本体の上に設置し、水の重さで給水する「上置き型」です。ただし、給水口を開くために電気を使う機種や、専用の非常用コックが必要な機種もあります。
| タイプ | 停電時の使用 | 使える可能性がある水 |
|---|---|---|
| 上置き型・手動レバー式 | 条件付きで使える | 常温水など |
| 上置き型・ボタン式 | 使えないことがある | 機種の説明書による |
| 下置き型・電動ポンプ式 | 基本的に使えないことがある | 機種の説明書による |
| 非常用コック対応機種 | 非常用コックを付ければ使える場合がある | 常温水 |
| USB・バッテリー対応機種 | 電源の残量や接続方法による | 機種の説明書による |
「上置き型なら必ず使える」「下置き型なら必ず使えない」とは限りません。給水方法と非常時の仕様を、機種ごとに確認する必要があります。
停電すると使えなくなる機能
電気を使っている機能は、停電すると停止します。多くの機種では、次の機能が使えなくなります。
- 冷水・温水を適温に保つ機能
- 温水を作る機能
- 電子ボタンやタッチパネルによる給水
- 電動ポンプによる給水
- チャイルドロックなどの電気式機能
停電中に出せたとしても、その水が冷水や温水とは限りません。停電後は常温水しか使えないと考え、温水を出す目的で操作しないことが大切です。
停電中に水を出せるか確認する方法
確認するポイントは、給水に電動ポンプや電子操作が必要かどうかです。次の順番で確認すると、無理に操作せず判断できます。
- サーバーのボトルが本体の上にあるか、下にあるかを確認する。
- 給水方法が手動レバー式か、ボタン・タッチパネル式かを確認する。
- 取扱説明書で「停電時」「断水時」「非常用コック」「電源なしでの給水」などの項目を確認する。
- 非常用コックが必要な機種は、説明書の手順どおりに取り付ける。
- 常温水が出るかを少量だけ確認し、冷水・温水の機能は使わない。
説明書に停電時の給水方法が書かれていない場合は、レバーやボタンを繰り返し操作しないでください。機種によっては、電源がない状態で操作すると水が出ないだけでなく、水漏れや故障につながる可能性があります。
停電中にウォーターサーバーを使うときの注意点
温水は使わない
停電中は温水機能が停止しているため、温水が出ない、または十分に加熱されていない可能性があります。復電後も、温水が通常の温度に戻るまで時間がかかることがあります。
電源が戻ってもすぐに操作しない
復電直後は、サーバーの表示や給水機能が正常に戻っているか確認してください。異音、異臭、水漏れがある場合は使用を止め、電源プラグを抜いたうえで、契約先やメーカーに確認します。
電源プラグを抜くかどうかは説明書を確認する
短時間の停電では、復電を待てば通常どおり使える機種があります。一方、長時間の停電や避難を伴う場合は、電源プラグを抜くよう案内されることもあります。機種ごとの指示が異なるため、一律に抜く・抜かないとは判断できません。
ボトルの水を衛生的に扱う
停電中に使える水は、基本的に冷却・加熱されていない常温水です。ボトルを外して別の容器に移す場合は、清潔な容器を使い、開封後の水は長期間保管せず、契約先や商品の案内に従って使用してください。
災害への備えとして確認しておくこと
ウォーターサーバーを非常時の水として使うなら、普段から自宅の機種で電源なしの給水ができるか確認しておく必要があります。停電してから初めて非常用コックを探すのではなく、保管場所と取り付け方を確認しておきましょう。
- 非常用コックや給水用部品の有無
- 停電時に出せる水の種類
- 給水できる量や時間の制限
- 電源復旧後の再起動方法
- 長期停電時のボトルやサーバーの扱い
また、ウォーターサーバーが使えない場合に備え、飲料水を別に保管しておくと安心です。必要な量は家族の人数や避難期間によって異なるため、自治体の防災案内も参考にしてください。
まとめ
ウォーターサーバーは、上置き型の手動レバー式や非常用コック対応機種なら、停電時でも常温水を使える場合があります。電動ポンプ式や電子操作式は、停電中に給水できないことがあります。
まずは取扱説明書で「停電時」「非常用コック」「電源なしでの給水」を確認し、温水や冷水が使えるとは考えず、機種の案内に従って操作してください。







